こんにちは。今日は実用書・ビジネス書を読む勉強の一環として、紹介記事を書きたいと思います。
今回紹介するのは「完全SIer脱出マニュアル」です。この本は、IT職でいわゆるレガシー(古い技術や昔ながらの仕事のやり方が主流)な職場環境や仕事の方が、モダン(最新技術や仕事のやり方が主流)な職場環境や仕事に転職する時にどういった手順を踏むかを解説された本です。
IT職種で転職を考えている方はもちろん、転職までは考えてないけど、漠然と今の仕事に不満や疑問を感じている方にもオススメの本になります!
この本はこんな人におすすめ
→・IT系の職で今の仕事に不満や疑問のある人
・IT系の職で現状を変えたいけど、何をすれば良いかわからない人
・IT系の職で今転職を考えている人
・転職のハードルが高いと感じている人
この記事の結論
・自分の今の状況について整理して言語化できた
・実績と自信をつけるための小さな活動の方針が立った
・転職活動に対する見方が変わった
これらのことについて順番にご説明します(^_^)。
僕は何故この本を読んだのか
僕がこの本を読んだのは次の理由からです
・今の仕事に不満を感じている
・現状から脱却するために行動したいけど何から始めるべき?
・転職についてまとまった情報を学びたい
今の仕事に不満を感じている
今の仕事は待遇面には不満はありません、残業時間等もしっかり管理されているので、サービス残業をすることはありません。
しかし成長しているという実感や成功体験がなく、「このままこの仕事で良いのかな」と疑問がありました。
そこからの脱却する方法を学びたいと考えました。
現状から脱却するために行動したいけど何から始めるべき?
会社の環境に入り込んでしまうと、環境によっては勉強する感覚が無くなったり、新しい技術をどうやって学ぶのか全くの無知になってしまいます。残念ながら僕の職場では周りに技術習得や勉強をしている人や仕事はありません。
そんな環境に2年半いて、恥ずかしながら勉強のやり方や情報の取り方さえ分からなくなりました。
転職や独立を考えるにしても、何も分からない状態では行動もできないし評価もされません。何より「自分に自信がない」状態です。
どうやって行動していけば良いかの指針の参考になればと思い読みました。
転職についてまとまった情報を学びたい
転職について、断片的な情報はネットで見ていました。自分がするかどうか判断はできていませんでしたが、一度転職についてまとまった情報として勉強したいと考えてこの本に出会いました。
この本で学んだ3つの気づき
この本を読んで学んだ点のうち3つをご紹介します!
1.現状を言語化できた
2.自信をつけるための実績づくりの方針が立った
3.転職活動についての見方が変わった
1.現状を言語化できた
自分なりに今の仕事について「どうすれば良いのかな?変わるのかな?」と考えていましたが、どの仕事も未経験で始めての経験です。自分で考えているだけでは、適切な観点や言葉を持ち合わせていません。
この本にはSIerに起こりがちな不満なポイントを8つの項目として例示してあり、その項目に沿って自分が漠然と感じていた点を分析・言語化することができました。
2.自信をつけるための実績づくりの方針が立った
今の会社で得ることが難しい自信は実績・成功体験を通じてしか生まれません。
会社でそれを身につけることが難しいなら、社外でそれを身につける必要があります。
しかし恥ずかしながら、会社の仕事環境にずっといて、努力を怠ってきたせいで、何からすれば良いのか分からなくなってしまいました。
この本には現状を変えるため、そして最終的な目標の転職に向けて、必要な行動をいくつかのステップに分けて解説されています。
転職直前のステップまでは、転職にも現状からの脱却のためにも使える行動指標になっていて、何からやれば良いか分からない人でも実行可能な行動を「1人でできるインプットとアウトプット」という形で提案しています。
僕もできるところから始めていきたいと行動を始めました。
3.転職活動についての見方が変わった
この本を読むまで、僕は転職活動について、文字通り「転職するための活動」という以外にイメージがありませんでした。
この本ではそれ以外に
・会社を離れた個人として評価をうけることで自分を見つめ直すことができる
・他の会社や職場を知ることで今の仕事を客観的に見ることができる
の視点を紹介しています。
個人的にはむしろこちらの方が重要なのではとも思いました。今後転職活動をするとなった時には上記のことを意識して、活動したいと思います。
これからの行動
ここまでの学び・気づきを経て具体的にどう行動していくのかを考えます。
行動目標は次の3つになります。
1. 言語化した内容をもとに上司と仕事について相談
2. 自分でできる小さな行動を始める
3.小さな実績と自信をつけたら、転職活動も視野に入れ行動する
1. 言語化した内容をもとに上司と仕事について相談
上司とは何度か面談して相談に乗っていただいたのですが、
・上司が忙しく部下の様子があまり見えていない
・部下(自分)は上司に適切に状況と不満を伝える観点を持ってないため
ということから現状の解決がなかなかできていませんでした(部下の状況をきちんと把握してない職場とはというところはあるかもしれませんが(^_^;))。
今回はいままで以上に自分で分析・言語化できたのでこの情報をもとに上司に自分の状況を相談し、仕事のやり方や種類の変更を相談したいと思います。
2. 自分でできる小さな行動を始める
今の自分に一番問題なのは「自分に自信がないこと」です。これは成功体験という実績を積み上げることでしか解決しないと思っています。
自分でできるインプットとアウトプットを通じて、小さな実績と自信をつけたいと思います。
ここについては今、この本や他の学習をもとに計画・実施中になります。今度ここについてはあらためて記事にできたらなと思っています。
直近でやっていることについてはモダンな開発手法を学び、仕事やプライベートで試行錯誤しつつ、Progateという学習サイトで色々な言語に触れてみています。
3.小さな実績と自信をつけたら、転職活動も視野に入れ行動する
今は自分に何も実績も成果もなく、自信がありません。こんな状態では上手くいくものでも上手くいかないです。
まず実績と自信を作り、次の行動を選んでいきたいです。
選択肢としてはざっくりですが
・学んだノウハウを活かし、会社を変えずに現状を変える
・小さな実績と自信をもとに転職活動をして会社を変える
・会社に縛られずに独立してフリーランスとなる
があります。
色々な選択肢があり、複業という考え方も入れるのであれば、どれにも属さない中間の選択肢も存在するかもしれません。
転職という考え方の視野が広がった今、柔軟な発想で自分の道を進んでいきたいです。
まとめ
まとめると次の三点になります
・自分の今の状況について整理して言語化できたので、上司と相談し現状を変えていく
・実績と自信をつけるための小さな活動の方針が立ったので、行動していく
・転職活動に対する見方が変わったので、視野を広く自分の選択肢を検討する
最後に
僕は転職するかどうするか、この本を読んだ時はもちろん、現状でもまだはっきり決まっていません。それでもこの本を読んでよかったと思いました。
僕は
「現状には不満。現状を変えるには転職しかないけど、転職のハードルが高いなぁ。」
と考えていました。
しかしこの本を読んで転職活動の考え方が変わり、ハードルが下がっただけでなく、転職をしないという選択肢もあることを教えてくれました。
同じ境遇の人がいましたら、ぜひこの本を読んでみていただければと思います!
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