カイゼンジャーニーを読んで

開発

こんにちは!今回は「カイゼンジャーニー」という本をご紹介いたします。

以前「完全SIer脱出マニュアル」を読んだ際、本の中でおすすめとして紹介されていて、気になり読みました。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

この本はストーリー仕立てで、今のレガシー(昔ながらの技術や仕事のやり方が主流)な職場にありがちな問題をどう解決していくのかが描かれていて、今の自分の状況と重なる部分が多く、心にささりました。

・毎日仕事に追われるだけの環境で全体的にモチベーションが低い

・組織が疲弊していて上手く機能していない

・プロジェクトに問題が多いのにどれもなかなか解決しない

そんな境遇の方には刺さると思いますので、ぜひ読んでみて欲しい本です!

この本はこんな人におすすめ

→・IT系の職にいて現状の仕事に不満がある人

・レガシーな職場環境にいて、モダン(最新の技術や仕事のやり方が主流)な開発に興味がある人

・アジャイル開発を学んだことや実践したことは無いが、興味がある人

 結論

この本の学べるポイントは

・アジャイル開発を始めとしたモダンな開発手法をストーリー + 解説で具体的なイメージを持ちながら学べる

・SIer等の職場でありがちな問題が取り上げられているので共感しながら学べる

です。

順番に説明していきます。

概要

この本はストーリーに沿ってアジャイル開発を始めとする、モダンな開発手法について学んでいくことができる本です。

ストーリーのあらすじ

ある若手社員が今の職場に不満を持っていた。組織は上手く機能せず、職場全体のモチベーションも低い。自分は外部セミナーに参加し勉強していて、外の環境に憧れを持ち転職も検討していた。

ある時、外部セミナーであったある人との出会いがきっかけで自分が今いる環境を変えてみようと決意。

自分1人でできる改善活動から始め、チーム、プロジェクトと徐々に巻き込む人を増やしながら、試行錯誤を繰り返して仕事をカイゼンしていく。

この本をおすすめする3つのポイント

この本をおすすめするポイントは次の3つです。

1.開発手法を実践するイメージができる

2.基本的なところから学べる

3.主人公の境遇に共感できる

1.開発手法を実践するイメージができる

ストーリーに沿って1人→チーム→プロジェクトと、状況に応じてどう仕事を進めるのか、改善するのかを具体的にイメージしながら学ぶことができました。

2.基本的なところから学べる

様々な開発手法について基本的なところから解説があり、何も知らないとこからでも、ストーリーも合わさりイメージしやすいです。

実際に僕も何も知らない状態からこの本を読みましたが、具体的にイメージしながら読み進めることができました!

もちろん、イメージするのと、実践するのは異なることなので、試行錯誤しながら頑張ります(^_^;)。

3.主人公の境遇に共感できる

本質的な内容とは関係はありませんが、個人的に大きかったポイントです(笑)。

レガシーな職場環境にありがちな

・部署間で連携が取れない

・認識が違う

・自分の役割が分からない

・仕事全体の状況が見えない

などの問題が扱われていて、自分の環境との類似点が多く、共感できました。

この本ではそういった状況でどう行動していくのかが描かれており、主人公に自分を重ねて読むことができました!

この本を読みどう行動するか

本を読んで学ぶだけではなく、行動で今いる自分の状況も変えていきたいです。

まずは次の3つの行動を実行したいと思います!

1.まずは1人でできる行動から

2.1人での改善後に次のステップへ

3.アジャイル開発についてより勉強する

1.まずは1人でできる行動から

具体的には、この本で紹介されている「タスクマネジメント・タスクボード・朝会・振り返り」について実践していきます。

自分で理解した内容としてざっくりと説明すると

タスクマネジメント…仕事の背景と目的を明確にしてタスクの量、進め方、終了条件、必要な情報を洗い出す

タスクボード…進めていく仕事の管理・見える化

朝会…タスクボードを使い、仕事の状態と進めるタスクを確認する時間

振り返り…仕事を振り返り、上手く行ったこと、行かなかったことを整理し、次に取り組む際の改善方法を考える時間

もちろん本ではもっと詳細に解説されています(^_^;)。本にあった具体的な進め方も参考にまずは1人でできる行動から始めたいです。

僕はスケジュール管理やタスク整理を紙の手帳で行っています。

手帳を書くことが趣味ということもあり、手帳自体は10年以上続けています。そこに、この考え方を組み込み運用できるのでは、と考えており、今実践中です。

手帳では、1週間単位で仕事を区切り運用しています。毎週自分に合わせて、運用方法をブラッシュアップしるので、どこかのタイミングで「手帳術」として記事で紹介できたら良いなと考えています(^_^)。

2.1人での改善後に次のステップへ

今、様々な事情でプロジェクトや自分の仕事などがどんどん変化している期間で、自分の環境が落ち着いておりません。

環境が落ち着き、自分の改善活動が自分のものになった時、またこの本を読み次のステップとなる「人を巻き込む行動」に進みたいです!

3.アジャイル開発についてより勉強する

本を読んでいて、アジャイル開発をもっと勉強したいと思いました。

アジャイル開発について調べていたら、「アジャイルサムライ」という本を知りました。

また、開発や技術に詳しい友人からも同じ書籍を教えてもらったので、この本を読んでアジャイル開発についてより理解を深めたいです。

まとめ

冒頭の結論と同様になりますが、ここまでをまとめます。

・アジャイル開発を始めとしたモダンな開発手法をストーリー + 解説で具体的なイメージを持ちながら学べる

・SIer等の職場でありがちな問題が取り上げられているので共感しながら学べる

感想

繰り返しになりますが、この本のストーリーに描かれている職場のネガティブな部分が、自分もよく体験したことでした。

なので非常にリアリティがあり、自分ごととして読むことができました。

だからこそ、自分も行動して現状を変えたい思いました!

この本のストーリー設定は共感していただける方も多いのではと感じています。

ご興味のある方はぜひ読んでみていただければ嬉しいです!

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