この記事はこんな人におすすめ
→・自分にあった仕事探しについて悩んでいる人
・今の仕事に不満があるけど、何が不満か曖昧な人
・書籍「科学的な適職」が気になっている人
今回は書籍「科学的な適職」をご紹介します。
みなさんは今の仕事にどのくらい満足されていますか?また、どういった仕事をするか悩んだことはないでしょうか?
「自分に向いている仕事は何か?」に回答することは、簡単なようで、とても難しいですよね。僕は就職活動時はもちろん、社会人になった今でも、自分にどういった仕事が向いているか疑問に思います。
そんな疑問を解決する取っ掛かりが欲しくて「科学的な適職」を読みました。自分の中の漠然としたもやもやを考える方法や観点を学ぶことができたので、おすすめです!
本の概要
一言で表すと「仕事を客観的に評価し、自分の理想を見つけるための本」です。
一般的に使われる仕事を見つける基準「好き・給料・自分の適性」が必ずしも正解にならないこと、仕事の幸福度を評価できる科学的な観点やその方法が解説されています。
本を読んだ結論
学んだポイントをまとめると
- 仕事に対する価値基準を明確にする方法
- 仕事を客観的に評価する方法
- 自分の状況を言語化する方法
を学びました。
それを踏まえて
- 今の状況と今後の希望について価値基準を明確に
- 今後定期的に自分の状況を客観的に評価
- 言語化した自分の状況と希望について職場で共有
を実行します。
本を読んでの3つの気づき
本を読んでの気づきは
- 仕事に対する自分の価値基準の明確化
- 仕事に対する満足度を数値化・分析する方法
- 自分の考えや希望の言語化
の3つです。
1.仕事に対する自分の価値基準の明確化
本の中で仕事の満足度を評価する7つの項目が解説されています。
僕はそのうち「自由・達成・明確・多様」の4つを重視したいと感じました。
この4つの項目はひとことでまとめると、
自由 → 仕事の内容/ペースを自分で設定できるか
達成 → 達成感があるか
明確 → 自分が求められていることがはっきりしていること
多様 → 仕事内容に幅はあるか
です。
ここについて、僕にとっての理想の状態を言語化したので、後ほど例としてご紹介します。
2.仕事に対する満足度を数値化・分析する方法
「仕事満足度尺度テスト」「プロコン分析」「マトリックス分析」など、仕事を分析・数値化する手法がいくつも紹介されています。その中には、記入するだけですぐ確認できるチェックシートになっているものもありました。
僕もそれを用いて評価・分析してみたところ、残念ながら良い分析結果は出てきませんでした(^_^;)。
悪い結果が重要なのではなく、その分析を経て何を行動するのかが重要だと思うので、ここを状況を変える改善のスタートラインにします!
3.自分の考えや希望の言語化
これは本書の直接的な学びではなく、1と2を学びを踏まえての気づきです。
ここまでで評価観点や分析方法を学ぶと、自分の中で漠然としていた仕事に対するモヤモヤや疑問を言語化することができます。
僕は仕事以外の人間関係が少なく、最近まで外の環境を知るきっかけがありませんでした。
不満はあっても漠然としていて、仕事に対してどう感じているのか、本当は何がしたいのか、言葉にするための知識が自分の中にありませんでした。
そういった状態で、職場や上司に自分の希望を伝えたくても伝えられない状況が苦しかったです。しかし、今回の学びを通じて、この本の言葉を借りる形で自分の中の考えをアウトプットすることができるようになりました。
この本を読みどう行動するか
今回の学びからの行動は次の3つになります。
- 自分の仕事に対する価値観を明確にする
- 自分の状況を定期的に客観視する
- 言語化した内容を職場と共有する
1.自分の仕事に対する価値観を明確にする
先ほどご紹介した自由・達成・明確・多様について、自分の仕事の理想を具体的に考えます。
あくまで僕の例ですが、ここでご紹介します。理想なので、現実的かどうかは今は考えず、希望を形にしていきます(^_^;)。
自由
・仕事内容の自由
・仕事ペースの自由
について、自分の中の考えを具体化しました。
仕事内容の自由
仕事を選ぶ基準は
・開発経験が得られるもの
・開発スキル(コーディング・専門知識)が身につくもの
です。
僕は「若手だから仕事は選べなくて当たり前」という考えで仕事をしていました。結果、この3年間あまり自分にとって価値のある仕事をできずに過ごしてしまいました。
この本を始めとする色々な勉強を経て、最近は価値観が変わり、もっと自分のために仕事をしようと考えて行動を始めました。
自分のモチベーションが上がれば、組織にも利益があると考え、この価値観は大切にしたいです。
仕事のペースの自由
僕は納期に迫られると、感じるストレスが高すぎてモチベーションやパフォーマンスが低下し、体調も悪くなります。
期限がついていた方ができるという考え方が一般的だと思いますし、正しいと思います。
しかし僕は過去を振り返った時に、結果を出せている時に期限に追われていたことはありません。逆に、満足行かない結果に終わった時は決まって期限に追われていました。
そういった経験から僕は自分でペースが決められるか、期限に対して十分な余裕がある状況が最も実力が出せます。その仕事の進め方が結果的に組織にも良い方向になるはずなので、しっかり伝えていきたいです。
達成
僕は達成感がない仕事は本当にモチベーションが保てません。
達成感というと少し抽象的なので、僕にとって達成感が何から得られるのか深掘りしてみました。
僕にとって
「達成感 = 結果 = 仕事が進んでいる」です。
これまで経験した、達成感が無いケースは
・要件が途中で変わる
・当初の予定に変更が起こる
が挙げられます。
これが頻繁に起こり、仕事の進む感覚がなくなり、仕事に意味がないと感じてしまいました。
仕事を始めた段階で終わりを定義できる仕事なのかを見極め、それができない仕事はやらないという選択もありかもしれません。
すごく極端な例かもしれませんが、僕は以前関わったプロジェクトで最初の要件が突然半分以上変わったり、繰り返しの仕事追加があり、結果的に項目が倍以上に増えるといった意味不明な経験があります。
もちろん上司や管理側だけに責任がある訳ではありませんので、そういった仕事を選ばない、あるいは上司と相談して工夫をすることで達成感の無い仕事を辞めたいです。
明確
仕事をする上で
・若手である自分に何を期待した仕事なのか
・その仕事を自分がやることは組織の中でどういった役割があるのか
の2点を意識し、仕事を選択したいと思います。
無駄な仕事や本質的では無い仕事は上の2点が不明確なことが多い感覚が経験的にあります。無駄な仕事はこの2点が明確では無いという理由で断れるかも。。。笑
多様
気をつけることは
- 手戻りをなくす
- 似たような仕事を繰り返す場合は方法の改善を見える化する
の2つです
手戻りをなくす
やり直しが発生する=同じ仕事を繰り返す
となるので、手戻りがなくなるために仕事の進め方やアウトプットイメージを仕事前にしっかりと決めておく必要があります。
具体的な工夫は試行錯誤をし、あらためてみなさんと共有できたら良いなと思います。
方法の改善を見える化
仕事において「考え方を考える」は大切です。
進め方をあらかじめ検討
→ 決めた手順にしたがい進める
→ 問題が合った場合は見直す
→ 次の仕事で改善できたか確認
と、順を追って進めることを意識します。
また、経過がわかるようノートやPCに資料として残し、自分のノウハウの蓄積や、人への共有に活用したいです!
2.自分の状況を定期的に客観視する
「考え方を考える」と似ていますが
現状の評価
→ 問題点を見つける
→ 改善行動
→ その後定期的に評価
で、改善結果の推移を確認することができます。
今の状況について、結果のご紹介はただの愚痴になりそうなので省略します 笑。
行動で改善した後、みなさんと共有できたらと思います 笑。
3.言語化した内容を職場と共有する
自分の中で理解して終わり、ではなく、自分がどう感じているのか周りの人にきちんと伝えていくことまで行います。
漠然と不満に思っているだけでは、状況は改善しません。上司も何に不満があるのかが理解は難しいと思います。
不満を言語化できれば、感情的になりにくく、冷静に論理的に要望を伝えやすくなり、多少ネガティブなコミュニケーションでも円滑にできるかなと思います。
まとめ
繰り返しになりますが、学んだポイントをまとめると
- 仕事に対する価値基準を明確にする方法
- 仕事を客観的に評価する方法
- 自分の状況を言語化する方法
を学びました。
それを踏まえて
- 今の状況と今後の希望について価値基準を明確に
- 今後定期的に自分の状況を客観的に評価
- 言語化した自分の状況と希望について職場で共有
を実行します。
さいごに
今回は「科学的な適職」のご紹介でした。
漠然とした不安を言語を通じて具体化することで、行動で改善する未来が生まれます。
今回はせっかく具体化する手段を手に入れたので、具体化して満足するだけでなく、その先の一歩を進みたいと思います。
今、仕事に不満を持っている方にとって参考情報の1つになれば嬉しいです!
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